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インプラント治療は痛い?手術方法による痛みの比較や自宅で痛みを抑える方法

インプラントは、歯を失ってしまった際の治療法で、残っている歯を犠牲にせず失ってしまった歯の機能を回復することができます。

しかし、外科的手術が必要となるインプラントは「治療時に痛みがあるのでは?」と心配になってしまう方も多く、痛みへの不安から治療を躊躇してしまうことも。

この記事では、インプラント治療は痛いのか、手術方法による痛みの比較を解説したあとに、自宅で痛みを抑える方法や、歯科医院を受診した方がよい痛みについてご紹介します。

インプラントの治療を考えている方、痛みに不安があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

インプラント治療は痛い?

インプラント

審美性にも耐久性にも優れていることから治療方法として取り入れたいという方も多いインプラントですが、痛みはどの程度あるのか?ということは事前に把握しておきたいところです。

まずは、インプラント治療の痛みについてご紹介します。

手術中の痛み

インプラントの治療は、顎の骨に穴をあけてインプラントを入れる手術が行われます。そのため、痛みを気にする方も多いのですが、手術中は麻酔を使用するためほとんど痛みは感じないと考えてよいでしょう。

それでも痛みに関して不安があるという方は、静脈内鎮静法を用いて通常の麻酔よりも痛みをより緩和させることも可能です。

静脈内鎮静法は、点滴を注入してから1~3分ほどで意識がぼんやりとしてきます。まったく意識がなくなるわけではありませんが、リラックスして手術を受けることができるため、利用する方が多い方法です。

一般的にインプラントの手術は30分程度で終了するため、手術時間に合わせて麻酔が処方されますが、万が一途中で麻酔が切れてしまったという場合も追加することができるため、過度に心配することはありません。

手術後2~3日の痛み

インプラントの手術後、麻酔が切れてから2~3日は痛みが酷く出たり、腫れが生じたりするケースもあります。インプラントの本数が多かったり、抜歯の直後に手術を行ったりした場合は、痛みが長引くことも考えられます。

また、インプラントを入れる際に骨の量が足りずに骨造形を行った場合は、通常のインプラント治療よりも痛みや腫れが長引くこともあるため、痛み止めを飲んで様子を見る必要があります。

痛みは鎮痛剤によって緩和できることがほとんどですが、腫れは2~10日程度残る場合もあります。インプラントの治療をする際は、その後のスケジュールを調整して腫れが引くのを待ちましょう。

抜糸時の痛み

歯茎を塗った糸を手術後7~10日間ほどの間に抜糸するため、その際に痛みが生じるケースもあります。しかし、この痛みは違和感程度の方もいれば、チクチク感じる方もいるため、痛みの感じ方は個人差があります。

あまりにも痛みが強い場合には、患部に表面麻酔を塗布することも可能です。痛みに弱い方や不安があるという方は、事前に歯科医師に相談しておきましょう。

手術方法による痛みの比較

インプラント

インプラントにはいくつか手術方法があり、その方法によって痛みの程度も異なります。

骨を移植するケース自分の骨を移植する場合はインプラントを埋め込む場所の他にも骨を取った場所が痛むことがある
歯茎を移植するケース歯茎を取った場所が痛む
骨造成手術通常のインプラント手術よりも痛みや腫れが酷い
無切開無痛手術通常のインプラント手術よりも痛みや腫れが少ない

骨を移植するケースでは、自分の骨を移植する場合と人工の骨を移植する場合があります。人工の骨を移植する場合は痛む箇所が1箇所となりますが、自分の骨を移植する場合は手術部位が2箇所となることから、痛みが強くなることがあります。

歯茎を移植するケースも同様に、痛む箇所が2箇所になるため、なるべく口に近い位置の骨や歯茎を移植するなどの工夫が必要となります。

骨造形手術には「サイナスリフト」「ソケットリフト」「GBR」などの種類がありますが、それぞれ通常のインプラント手術よりも痛みや腫れが強く出る傾向にあります。

自宅で痛みを抑える方法

インプラント

インプラントの痛みは手術中よりも、抜糸までの間に自宅で痛みが出てしまうことが心配されます。その際、自宅で痛みを感じたらどのように対処すべきかを知っておくことが重要です。

ここからは、自宅で痛みを抑える方法をご紹介します。

痛み止めを飲む

インプラントの手術をした後は、何日か痛みが続く可能性を考え必ず痛み止めが処方されます。そのため、痛みが生じた際は我慢せずに痛み止めを飲むようにしましょう。

また、痛み止めの効き具合にも個人差があります。あまりにも痛みが酷く、痛み止めが効かない場合は薬の量を増やしたり、患部を消毒したりすることで痛みが治まることもあるため、歯科医院に連絡するようにしましょう。

患部を冷やす

インプラント手術をした場所が痛むときは、まず患部を冷やして様子を見ることをおすすめします。患部を冷やすといっても、氷や保冷剤などを直接頬に当ててしまうと傷の治りを遅くしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

患部を冷やすときには、冷たいタオルや保冷剤をタオルでしっかり巻くなど、直接患部を冷やしすぎないよう気を付けましょう。

口内を清潔に保つ

口内の汚れは手術部位に炎症が生じるリスクが高まります。そのため、当日から1週間は無理に触らず、その後は患部は丁寧にブラッシングをし、口内の清潔を常に保つよう心がけましょう。

しかし、必要以上に刺激を与えてしまうと反対に炎症を起こす原因となってしまうこともあるため、ブラッシングの際刺激を与えすぎないことも重要です。

また、指や舌などで触ったり、硬いものを食べたりすることも患部へ刺激を与えてしまう原因となるため、インプラントの手術後は食事にも気を付けて生活するようにしましょう。

お酒とたばこは控える

お酒は血流を促進して腫れや出血を引き起こす原因となります。激しい運動や入浴による体温の上昇もお酒を飲むことと同様に血流を促進してしまうため、控えるようにしましょう。

入浴や運動に関しては、手術をした歯科医院でどの程度控えるべきかを事前に確認しておき、指示に従うようにすることをおすすめします。

また、たばこは毛細血管を収縮させて歯茎の治癒を遅らせてしまう可能性があります。歯茎の治療が遅れることで、細菌感染のリスクも高まるため、術前から一定期間は禁煙することが望ましいでしょう。

歯科医院に連絡したほうがよい痛み

インプラント

以下のような場合は歯科医院を受診したほうがよいため、我慢せずに連絡するようにしましょう。

  • 痛み止めが効かないほどの激痛
  • 痛みが酷くなっている
  • 下痢や湿疹などのアレルギー症状が出ている
  • 顎が痛い、しびれる、よだれがとまらない
  • 鼻から出血がある
  • 鼻から膿が出る

痛み止めが効かないほど痛みが酷いケースや、痛みが徐々に弱くなっていくのではなく、時間とともに増しているケースでは、インプラントや周りの組織にトラブルが起こっていることも考えられるため、歯科医院に連絡して処置をしてもらいましょう。

下痢や湿疹など、薬によるアレルギーの心配がある場合は、処方されている薬を変更することも可能ですので、我慢せずに対処してもらいましょう。

下顎のしびれやよだれが止まらないという場合は神経に問題が生じているケースも考えられることや、鼻からの出血や膿は副鼻腔炎になってしまっている可能性があります。

歯科医院を受診する際は、痛みがいつから続いているか、どの程度薬を服用したかなどをしっかり伝え、適切な治療を受けるようにしましょう。

まとめ

インプラント治療は痛いのか、手術方法による痛みの比較を解説したあとに、自宅で痛みを抑える方法や、歯科医院を受診した方がよい痛みについてご紹介しましたが、参考になりましたか?

インプラントの手術は、顎の骨に金属を埋め込むため、手術方法を聞くと「痛みが強いのではないか?」と気になることもあります。

しかし、手術中は麻酔が効いていることから痛みを感じることはなく、どちらかというと手術後や抜歯の際に痛みを感じることが多いでしょう。

そのため、痛み止めをしっかり服用することや、術後の注意点を歯科医師によく確認しておき、万が一トラブルが発生していた場合は適切な治療を受けるようにしましょう。

小伝馬町歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりに最善の治療を提供するため、チーム治療体制を組み、症状や状況に合わせた治療を提案させていただきます。

また、診療内容ごとに専門性のある歯科医師が担当させていただくため、インプラント治療においても麻酔医が患者さまの不安を取り除くべく、最適な処方で麻酔を行います。

インプラント治療の痛みが不安だという方は、平日夜20時まで診療を行っている小伝馬町歯科・矯正歯科まで、ぜひお気軽にご連絡・ご相談ください。

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