歯周病治療
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歯周病とは
歯周病菌の感染により起きる病気で歯茎が腫れてきたり歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。
歯や歯茎の境目などの清掃が行き届かないで、汚れ(プラーク)が残ってしまっているのが原因です。
当院の歯周病治療の特徴
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国家資格を持つ歯科医師及び、歯科衛生士が精密な歯周病検査を行ったうえで、個人個人にあった適切な治療を行います。
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日本歯周病学会所属の歯周病認定医と連携をとり、治療にあたっていきます。
歯周病の進行度別の症状・治療法
初期の場合
初期段階では、歯茎がはれたり治ったりを繰り返している状況です.
骨はまだ減ってきてはいないですが、繰り返し炎症があると徐々に骨が減ってきます。
痛みなどはないが、場合により腫れてしまった部分を触ると違和感があったり、冷たいものの刺激に感じる時があります。
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- 治療法
- ブラッシング指導および歯石の除去
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- 治療期間
- 来院回数2~4回(おおよその目安)
中度の場合
少し骨が下がり始め、状況により骨が半分ほど溶けてしまっています。見た目にも、歯茎がさがってきている場合もある。
歯ブラシでは出血することもあるが、なにもしないで痛むということはほぼない。
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- 治療法
- 歯ぐきの下にかくれている歯石の除去 場合により再生療法を行う。
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- 治療期間
- 約3ヶ月~1年 来院回数5~10回(おおよその目安)
重度の場合
重度の歯周病になると骨が3分の2以上溶けてしまっている状態です。歯がグラグラと動いたり、最終的には歯が抜けてしまう事もあります。
症状としては、はれたりすると痛みが出る場合がある、硬いものをかむと痛みがある。
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- 治療法
- 基本的には抜歯になることが多いが、保存療法で経過をみる場合もある
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- 治療期間
- 3ヵ月以上 (おおよその目安)
歯周病の基本の治療の流れ
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① 歯周病精密検査・カウンセリング
問診→レントゲン→歯周ポケット検査→カウンセリング
まずは今の状態や症状を理解していただいて、それに合った治療法を提案させていただきます。 -
② ブラッシング指導
歯医者で清潔にした口腔内を保っていただくためには、クリニックに来ていただいて行う治療以上に日々のブラッシングがとても大切になります。正しいブラッシング方法をご指導させていただきます。
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③ 歯石・炎症の除去
目に見える歯石をはじめ、歯茎の中に隠れている歯石や炎症性の肉芽を丁寧に隅々ま で取り除き、口腔内を清潔にしていきます。
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④ 外科処置(※患者様の状態に合わせ、必要に応じて行います)
歯茎の奥の方までできてしまった歯石が完全に除去できない場合は、歯周外科処置を行います。歯茎を切り開き、歯茎の中に付着している歯垢や歯石を除去します。
場合によっては歯周再生療法を行い失われた骨を再生します。当院では、保険適応となる歯周再生療法を行える医療機関になります -
⑤ 定期的なメンテナンス
歯周病の治療は、一度治療したら終了ではありません。歯磨きが足りてなかったりした場合は再発することも多く一回で完結しないことがほとんどです。ご自宅でのケアも行っていただきながら、2か月〜半年に1回程度メンテナンスとしてご来院いただくことをおすすめしております。患者様と当院との二人三脚で歯周病の治療に取り組んでいきましょう。
歯周外科について
歯周病が進行し、歯を支える骨がなくなってしまった場合、歯石なども歯茎の奥深くまで溜まってきてしまいます。そのような場合どうしても除去するのが困難になってしまいます。そのような場合の時に外科処置を行うことで中途半端な治療ではなく徹底的に治療を行っていきます。 一度歯を支えるための骨がなくなってしまった場合、歯石を除去しても歯を支える骨が回復してくることはありません。しかし、再生療法を行うことで一度なくなってしまった骨を作り直す方法も取り入れています。治療を行えるか条件があったりしますので一度相談に来ていただければと思います。