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マウスピース矯正で滑舌が悪くなるの?慣れるまでの期間や対処法を紹介

「マウスピース矯正をしたいけれど、滑舌が悪くなることに抵抗がある・・」そんな方はいませんか?

目立ちにくさが人気のマウスピース矯正ですが、滑舌にまったく影響がないわけではありません。

実際、接客や営業といった人前で話す職業の方の中には、矯正治療による喋りにくさを不安視される方も多いでしょう。

こちらの記事では、マウスピース矯正で滑舌が悪くなる原因や、慣れるまでの期間、対処法などを詳しく解説していきます!

「マウスピース矯正を始めて滑舌が悪くなった」と悩みを抱えている方も、記事を読めば矯正治療と滑舌の関連がわかり、安心していただけるはずです。


マウスピース矯正をすると滑舌が悪くなるってホント?慣れるまでの期間は?

マウスピース矯正を始めてしばらくの間は「滑舌が悪くなった」と感じる場合があります。

しかし、これはあくまで異物感によるもので、滑舌に直接影響が出ているわけではありません。

お口の中は非常にデリケートなので、初めてマウスピースを装着する時は少なからず違和感があるものです。

マウスピースを装着すると口腔内の容積は狭くなり、マウスピースに舌が接触しやすい状態になります。



舌や筋肉の動きに制限が出るので、結果として「スムーズに発音できない」と感じるのです。

慣れるまでの期間には個人差がありますが、一般的には2~4週間ほどで滑舌への影響がなくなる場合がほとんどです。

「マウスピース矯正を始めて、滑舌が悪くなった」という方で、まだ治療開始から1週間しか経過していないようであれば、もう少し様子を見てもよいかもしれません。

時間の経過と共に矯正装置のある状態に慣れていき、それに従って滑舌も改善されます。


マウスピース矯正で滑舌が悪くなると感じる原因は?

矯正で滑舌が悪くなると感じる原因には、以下のものが考えられます。


◆舌が動かしにくいから

マウスピースを付けると舌の位置が変わってしまい、正しい発音・発声に必要な舌の動きがしにくくなります。そのため、滑舌が悪くなる場合があります。

特に、矯正治療を開始したばかりの時期やマウスピースを新しく交換した時は、舌の動きがマウスピースに順応しづらいタイミングです。


◆異物感に慣れていないから

治療を始めたばかりの頃はマウスピースの異物感に慣れず、異物感が原因で口や舌を動かしづらくなり、発音が不明瞭になる場合があります。

マウスピースはとても薄い素材ですが、歯列全体を覆うように被せるため、最初のうちは口周りの筋肉が動かしづらいと感じる方も少なくありません。

口内に唾液がたまってしまったり、反対にマウスピースをすることで口が無意識に開き気味になって、唾液が減少して口内が乾燥したりすることで、結果として滑舌に影響が出るケースも見られます。


◆マウスピースが歯に密着していないから

マウスピースが歯に密着していないと口腔内で舌を動かせるスペースが狭くなり、違和感が強くなります。

結果として、滑舌が悪化する場合があります。


マウスピースが適切に装着できていないと、喋りにくいだけでなく、治療計画通りに歯が動かない原因にも…。

マウスピースが歯から浮くことのないよう、正しく装着することが大切です。


◆マウスピースが変形しているから 

滑舌が悪いと感じる原因には、マウスピースが変形・破損している可能性も挙げられます。


マウスピースは非常に精度が高く作られていますが、脱着のタイミングで不適切な取り扱いをすると、マウスピースが変形する恐れがあります。


マウスピースが変形すると正しい装着ができなくなるため、滑舌への影響が出かねません。

1ヶ月が経過しても滑舌が回復しない場合は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。


マウスピース矯正で滑舌の悪さを感じた場合の対処法は?

マウスピース矯正で滑舌の悪さを感じた際には、以下の対処法を試してみてください。

1.大きさが合っているか確認する
2.正しく装着できているか確認する
3.チューイーを使用する
4.舌や発音のトレーニングをする
5.クリニックに相談する


それぞれについて、詳しく解説していきます。


◆大きさが合っているか確認する

マウスピースのサイズが合っていないと、滑舌が悪くなることがあるので注意が必要です。

矯正用マウスピースは、患者さまの歯列にしっかり適合するよう設計されています。

マウスピースが大きすぎれば軽度の衝撃でも外れやすくなり、小さすぎれば異物感が強くなってしまいます。

いずれにせよ異物感が大きくなって滑舌の悪さに影響するので、マウスピースの大きさが今の自分の歯に合っているか確認することが大切です。


◆正しく装着できているか確認する

マウスピースの大きさに問題がなくても、つけ方が間違っている場合もあります。

マウスピースは適切な位置にしっかりはめ込まないと浮いてしまうので、滑舌が気になる時は正しく装着ができているか確認しましょう。

間違った状態で装着していると、滑舌に影響が出るだけでなく、矯正力も失われてしまいます。

マウスピースのつけ方が合っているか心配な方は、歯科医院で正しい装着方法を教えてもらうと安心です。


◆チューイーを使用する

チューイーを活用することで、マウスピースの装着不良が解消され、滑舌が改善する可能性があります。

チューイーとは、マウスピースを歯に密着させるために使うシリコン製の補助道具です。

マウスピースを指ではめ込んだら、チューイーを前歯から順に噛んで、歯に押し込んでいきましょう。

手ではめるよりも、マウスピースを奥まで密着させることができます。

チューイーを活用してマウスピースを正しく装着できれば、滑舌が悪くなるのを防げます。


◆舌や発音のトレーニングをする

矯正で滑舌が悪くなった時には、舌や発音のトレーニングをすることも有効です。
以下のトレーニング方法を試してみてください。

【舌のトレーニング】
●ガムを舌に乗せて丸めたり、伸ばしたりする『ガムトレーニング』
●「あいうべ」と大きく口を動かし「べ」で舌を思い切り下に伸ばす『あいうべ体操』


【発音のトレーニング】
●マウスピースを装着したまま「サ行」「タ行」「ラ行」「ナ行」の発声を練習
●「早口言葉」「母音」のトレーニング
●一般的な発声トレーニング


「身近な人に聞いてもらう」「スマホに録音して自分で聞いてみる」のも発音の改善に役立つでしょう。

基本的には普段の生活の中でたくさん会話することで、滑舌は少しずつ回復していくので、普段と変わらずリラックスして過ごしてみてください。


◆歯科医院に相談する

治療開始から1ヶ月以上経っても滑舌が改善されない場合、歯科医院に相談するのが良いでしょう。

「滑舌が良くならない」
●「マウスピースが舌に引っかかる」
●「チューイーを使用しても装着に違和感が残る」



上記のような時には、歯科医師にマウスピースの状態を確認してもらうのが最善策です。

矯正治療に関して不安な点があれば、我慢せずに主治医のドクターに相談してみましょう!


マウスピース矯正のお悩みは『小伝馬町歯科・矯正歯科』までご相談ください

マウスピース矯正で滑舌が悪くなる原因、慣れるまでの期間、対処法についてご紹介してきました。

個人差もありますが、慣れるまでは数週間から1ヶ月程度かかることが多いです。

マウスピース矯正を始めた初期は喋りにくさに不安を覚えるかもしれませんが、慣れてくると自然に気にならなくなります。

矯正をして歯並びがきれいになることで、滑舌にも嬉しい変化が期待できるでしょう!

特にマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べお口の違和感が少なく、慣れるまでが早いといわれます。

透明で薄いプラスチック製の型を使用するので、目立ちにくい見た目も人気の理由の1つです。

治療の効果を最大限にするためにも、マウスピース矯正をする際は信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。

小伝馬町歯科・矯正歯科では、マウスピースを使った最新の矯正治療に力を入れております。

大学病院に所属する矯正専門医も在籍しているので、安心して治療を受けていただけます。

「歯並びの悩みを周りの人に気づかれずに解決したい・・」「苦痛の少ないマウスピース矯正をしたい」とお考えの方は、ぜひ小伝馬町歯科・矯正歯科へご相談ください!

秋葉原総合歯科クリニック
野村 聖一院長監修
経歴

2008年3月 昭和大学歯学部歯学科卒業
2008年3月 第101回歯科医師国家試験合格
2009年3月 臨床研修修了(昭和大学歯科病院臨床研修プログラム)
2009年4月 三好デンタルクリニック勤務
2014年3月 日比谷通りスクエア歯科クリニック 院長
2018年8月 秋葉原総合歯科クリニック 院長就任

学会/認定医

日本口腔インプラント学会 会員
OJ(Osseointegration Study Club of Japan) 会員
日本審美歯科学会 会員
DC21(Dental Concept 21) 会員
日本歯周病学会 会員
顎口腔学会 会員
日本矯正歯科学会 会員
ノーベルバイオケアメンターコース 修了
MICコース(インプラント) 修了
KIDSインプラントコース 修了
ARTコース(審美歯科治療) 修了
AIIコース(高難度インプラント治療) 修了
JIPI(歯周病治療)コース 修了