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マウスピース矯正は1ヶ月でどれくらいの変化がある?効果を早める方法は?

マウスピース矯正は、歯並びの変化を実感しやすい矯正治療です。

“生活の質を落とさずに”歯並びを整えられることで人気を集め、利用者数も年々増加傾向にあります。

一方で、マウスピース矯正を検討されている方の中には、治療期間の長さをデメリットと感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、マウスピース矯正による1ヶ月の変化、そして治療が早く終わる人の特徴や、治療期間を短くする方法について網羅的にわかりやすく解説していきます。

「1ヶ月で歯はどのくらい動くか?」は、矯正のモチベーションを上げるためにも知っておきたいポイントです。

「できるだけ短期間で歯並びを改善したい!」という方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。


マウスピース矯正は1ヶ月で変化を感じられる?

マウスピース矯正は、わずかに形が違うマウスピースを1~2週間に1回のペースで交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく矯正治療です。

歯並びや年齢などによって個人差はありますが、1ヶ月で0.25㎜~1.0㎜くらい歯が動くといわれています。

変化を実感できるまでの期間は、矯正の範囲や症例によっても変わるので一概には言えませんが、一般的には2ヶ月~半年程度で効果を実感される方が多いです。

微調整程度といった軽度の症例であれば、1ヶ月で変化を実感できる場合もあります。

一方、歯列全体を動かすような矯正では、1㎜ほど歯が動くだけでは、全体の見た目があまり変わらないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、マウスピース矯正はきちんと規定通りに装着すれば、矯正治療が終了する頃には理想とする歯並びに近づきます。根気よく、適切なスピードで歯を動かすことが大切です。


マウスピース矯正をして1ヶ月で変化を感じやすい人は?

マウスピース矯正開始後、1ヶ月で変化を感じやすい人の特徴には以下のような傾向があります。

◆軽度な症例の人

「前歯の1〜2本のみ」「すきっ歯」「矯正後の後戻り」などの症例は、歯の移動量が少なくても、歯並びに変化を感じやすいです。

上記のような軽度な症例の人は、早い段階で治療の効果が感じられます。


◆成長期の子ども

矯正で歯が動くメカニズムは、歯の周りの組織の代謝を利用したものです。

成長期の子どもは新陳代謝が活発で、骨もやわらかいため、歯が動きやすいといえます。


◆新陳代謝が活発な人

新陳代謝が活発な人は骨の代謝も活発になりやすいので、歯が動きやすい傾向にあります。

矯正中は食事、睡眠時間などに意識を向け、体の新陳代謝を高めることが大切です。


◆日常生活で悪い習慣がない人

マウスピース矯正の期間は、普段の生活習慣によっても左右されます。

「頬杖をつく」「唇をかむ」「前歯を舌で押す」といった悪習慣があると、矯正装置の力とは異なる方向に力が加わるので、計画通りに歯が動かないことも…。

お口まわりの悪い癖がない人のほうが、歯の移動や矯正の効果を早く感じられます。


マウスピース矯正の効果を早めるためにできること!

歯列矯正中は、虫歯予防など普段以上に口内ケアを心がけ、計画通りに歯の移動を進めることが望ましいです。

さらに、以下の方法を取り入れることで、マウスピース矯正の効果をより早めることもできます。


◆一日の装着時間をしっかり守る

マウスピース矯正は、一日20時間程度の装着を守ることを前提につくられています。

患者さまの協力度によって、マウスピース矯正は治療効果に差が出てしまいます。

食事や歯磨き、お仕事などでどうしても外す必要がある場面以外は、しっかり装着するようにしましょう。

矯正治療を計画通りに進めるためには、決められた一日の装着時間をしっかり守ることが大切です。


◆チューイーを使用する

チューイーとは、マウスピースを歯にしっかりとフィットさせるために使う補助道具です。

マウスピースが少しでも浮いてしまうと、歯を動かすために必要な力がかからず、歯が理想通りに動きません。

特に、新しいマウスピース交換の直後は、現状の歯並びと新しいマウスピースの形状に差があるので浮きやすいタイミングです。チューイーを噛むことで、より確実に装着が行えます。


◆専用装置を利用する

マウスピース矯正の効果を早めるためには、以下の専用装置を利用することも可能です。

●オルソパルス(光加速矯正装置)
●アンカースクリュー
●アタッチメント

これらの装置を使うことで、マウスピース単独で治療をおこなうよりも、歯の移動を早めることができます。

しかし、取り扱っている歯科医院が限られている点や、別途費用がかかる点に注意が必要です。

矯正期間を短くしたいと考えている方は、装置の導入や使用について歯科医師の判断を仰ぎ、相談の上、適切な方法を選びましょう。


◆セラミック矯正も選択肢の一つ

矯正の治療期間を短くするためには、マウスピース矯正以外の「セラミック矯正」も選択肢の一つといえます。

セラミック矯正とは、歯並びを改善したい歯のまわりを削って、歯にセラミックのかぶせ物をして歯の並びをそろえる方法です。マウスピース矯正と違い、治療は数週間で完了します。

しかし、かぶせ物をするために健康な歯を大きく削る必要があることや、費用が歯1本あたり8万円~18万円程度と高額なことなどが、セラミック矯正のデメリットです。

予算や将来的な歯の健康寿命を考えて、慎重に検討する必要があるでしょう。


◆外科的施術も取り入れる

マウスピース矯正と併用して、外科的施術を取り入れるという手段もあります。

「コルチコトミー」は、歯を支える骨の浅い部分に傷をつけ、歯が傷を治そうとする力を促して通常より早く歯を移動させる外科手術です。

体に負担はかかりますが、歯に矯正力をかけた時の動きが早くなります。

ただし提供している歯科医院が限られるため、外科的施術を希望する際は、事前に確認しましょう。


【マウスピース矯正】マウスピースの交換を早めるのはリスクがある・・

自分で取り外しが可能なマウスピース矯正は、通院回数が少ないことがメリットです。

しかし、「早く効果を実感したい!」という気持ちから、勝手にマウスピースの交換を早めようとする患者さまがまれにいらっしゃいます。

マウスピース交換を早めたからといって、早く歯を動かせるわけではありません。
むしろ、歯や歯槽骨に無理な力をかけてしまうため、ダメージを与える可能性もあります。

歯列矯正は、歯に小さな力を継続的に加えて、時間をかけて歯並びを整える治療です。

歯の移動はシミュレーションにより設計されているので、歯科医師の指示に従って適切な日数で新しいマウスピースに取り替えるようにし、自己判断で交換を早めることはやめましょう


早めに変化を感じたい方はマウスピース矯正に詳しい歯科医院を選ぼう!

マウスピース矯正の1ヶ月での変化や、効果を早める方法についてご紹介してきました。

マウスピース矯正の歯並びの変化は、おおむね2ヶ月程度、早ければ1ヶ月で変化を実感できます。
矯正による歯の移動の変化は、個人差によるものが大きいです。

治療を始めた初期はあまり歯が動く変化を感じない方もいらっしゃいますが、正しい装着方法と時間を守って治療を進めれば、見た目はしっかりと改善されます!

「自分の場合はいつ頃から変化が感じられそうか?」など不安な場合は、歯科医師に直接相談するのがよいでしょう。

綿密なシミュレーションを用いた治療計画をもとに矯正治療を行うマウスピース矯正は、高い技術力や経験値に基づいた設計ができる歯科医院を選ぶことが不可欠です。

小伝馬町歯科・矯正歯科では、痛みの少ない治療であるマウスピース矯正における経験豊富な医師、そして症例の多さに大きな強みがあります。

最新のマウスピース矯正にも力も入れており、透明で目立ちにくいマウスピース型を使用するインビザラインをはじめ、患者さまのニーズに沿った”最適なマウスピース矯正”をご提案しております。

「安心できる治療で、整った歯並びを手に入れたい」という方は、小伝馬町歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください!

秋葉原総合歯科クリニック
野村 聖一院長監修
経歴

2008年3月 昭和大学歯学部歯学科卒業
2008年3月 第101回歯科医師国家試験合格
2009年3月 臨床研修修了(昭和大学歯科病院臨床研修プログラム)
2009年4月 三好デンタルクリニック勤務
2014年3月 日比谷通りスクエア歯科クリニック 院長
2018年8月 秋葉原総合歯科クリニック 院長就任

学会/認定医

日本口腔インプラント学会 会員
OJ(Osseointegration Study Club of Japan) 会員
日本審美歯科学会 会員
DC21(Dental Concept 21) 会員
日本歯周病学会 会員
顎口腔学会 会員
日本矯正歯科学会 会員
ノーベルバイオケアメンターコース 修了
MICコース(インプラント) 修了
KIDSインプラントコース 修了
ARTコース(審美歯科治療) 修了
AIIコース(高難度インプラント治療) 修了
JIPI(歯周病治療)コース 修了