歯が黒いのは虫歯?原因や対処法を紹介!

「鏡を見たら、歯が黒くなっていた…」

記事をご覧の方の中には、このような体験から「この黒い点って、もしかしたら虫歯?」と不安な人もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、歯が黒いのは虫歯である確率が高いですが、必ずしも虫歯が原因とは限りません。

今回の記事では、歯が黒いのは虫歯なのか、そして歯が黒くなる原因や対処法についてご紹介していきます。

歯の黒ずみを未然に防ぐ方法についても解説したので、白い歯を守りたい方はぜひ参考にしてくださいね!

目次

歯が黒いのは虫歯?

歯が黒くなる原因の多くは虫歯です。

虫歯は歯の表面に穴が空いてしまう病気ですが、時間の経過に伴い、歯の穴の中に飲食物の色素が沈着していくと、歯が黒く見えるようになるのです。

初期虫歯の場合、歯のエナメル質が溶かされていく「脱灰」を繰り返す中で、その部分が硬くなり黒ずんで見えることもあります。

歯の溝にわずかにできた初期虫歯でも、脱灰が進めば、やがて虫歯菌は奥の象牙質まで侵入していきます。
歯が黒くなっていることに気づいたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯以外に歯が黒くなる原因は?

歯が黒くなる原因は、虫歯以外にも挙げられます。
ここからは、虫歯以外に歯が黒くなる原因を4つみていきましょう。

着色汚れによるもの

虫歯以外で歯が黒くなる原因として、まず挙げられるのが着色汚れによるものです。
着色汚れは、日常的にコーヒーや紅茶をよく飲む方、喫煙者の方に多くみられます。

着色作用のあるポリフェノールやタンニン、タバコのヤニが歯の表面のエナメル質に残ったままになると、黒くなることがあるのです。

特に歯の溝は磨き残しができやすく、溝に沿って黒い筋ができるケースが散見されます。

詰め物によるもの

過去に入れた詰め物も、歯が黒くなる原因の1つです。
古い金属の詰め物や被せ物は、金属に含まれる成分が溶け出すことで歯が黒くなります。

またプラスチックの詰め物も、長期間の使用で変色する場合があります。

古くなった詰め物や被せ物は、必要に応じて歯科医院で交換してもらうのがおすすめです。

歯石が付いている場合

歯の表面が黒いケースでは、歯石が付いている場合があります。
歯石は、お口の中の細菌の塊が、唾液と混ざって硬くなったものです。

通常の歯石は白色ですが、歯ぐきからの出血などにより血が混ざると、歯石は黒く変化します。

黒い歯石がみられるのは、「お口の中で小さな出血が頻繁に起こっている」とも考えられます。

たとえ虫歯ではなくても、そのまま放置せず歯科医院で診てもらいましょう。

歯の神経を抜いた場合

歯の神経を抜いた後に、歯が黒くなることもあります。部分的ではなく歯全体が黒くなるのが特徴です。

歯の中にある神経を抜くと、血液循環が途絶えて栄養が行き届かなくなります。

そうすると古い血液など老廃物の代謝も行われなくなるため、歯が黒く変色してしまうのです。

歯が1本丸ごと黒ずんでいる場合は、神経を抜いたことが原因である可能性が高いです。

黒い歯を見つけたら歯科医院を受診しよう!対処法は?

歯が黒くなっている場合、一般的には「歯虫」か「着色汚れ」のどちらかであるケースが多いといえます。

しかし、黒い歯に気づいた時には、まずは歯科医院を受診するのが賢い選択です!

黒い歯の原因がなんであれ、「虫歯なのか?虫歯ではないのか?」の診断は、歯科医院で検査をしなければわかりません。

黒い歯を見つけた時に、歯科医院で受けられる対処法は以下の4つです。

ホワイトニングを受ける

歯の黒ずみが着色汚れであった場合は、歯科医院でホワイトニングを受けることで、改善が見込めます。

着色汚れは細菌感染などの病気ではないため、仮に放置してしまってもトラブルに直結することはありません。

しかし、見た目の印象は決してよいとは言えないでしょう。

一度できた着色汚れを歯磨きだけで落とすことは難しいので、ホワイトニングをして、付いてしまった汚れを除去しましょう。

新しい詰め物に交換してもらう

以前に入れた詰め物が原因である場合、新しい詰め物に交換してもらうことで歯の黒ずみを解決できます。

金属やプラスチック素材の詰め物や被せ物は、どうしても劣化が避けられないもの。

交換時期が来たら、しっかりと新しい物に交換してもらいましょう。

「前に詰め物を入れてから、随分放置している・・」という方は、自分の歯を守るためにも、一度歯科医院を受診するのが望ましいです。

歯石を除去してもらう

歯が黒いのが歯石に由来する場合、歯科医院で歯石の除去をおこないます。

特に黒くなった歯石は、本来の歯石よりもさらに強固であり、歯磨きなどのセルフケアで取り除くことはできません。

歯科医院で歯石除去のための専用クリーニングを受けることで、歯の黒さの改善だけでなく、溜まった細菌の掃除ができるため、トラブル防止にもなります。

適切な虫歯治療を受ける

歯科医院で虫歯だと診断された場合には、適切な虫歯治療を受けましょう。

ただし、一括りに虫歯治療といっても、虫歯の状態によって受ける治療は異なります。
初期虫歯であれば、歯を削らなくても済むケースも多いです。

しかし、歯の奥まで虫歯が進行していれば、侵された箇所を削って、詰め物や被せ物をする必要が出てきます。

虫歯が進行すればするほど治療の回数も増えるので、歯が黒くなっているのを見つけたら、症状の確認も含めて、早めに歯科医院へ行きましょう。

歯が黒くならないために日常生活で意識したいこと

歯が黒くなってしまうのを未然に防げたら、それに越したことはありませんよね。
こちらでは、歯が黒くならないために日常生活で意識したい3つのポイントをご紹介します。

日々のセルフケアを丁寧におこなう

まずは日々のセルフケアである「歯磨き」を正しく丁寧におこなうことが大切です。

理想は1日3回歯を磨き、フロスや歯間ブラシといった清掃用具も取り入れること。

着色汚れに予防効果のある歯磨き粉を使うのもおすすめです。

ルーティンとして「何となく磨いている」という方は、ブラッシングの方法を見直すことも有効でしょう。

コーヒーを飲んだ後やタバコを吸った後は口をゆすぐ

着色汚れの元となる成分を摂取したら、口をゆすぎましょう。そのひと手間で、色素沈着を予防できます。

コーヒーを飲んだ後やタバコを吸った後は、そのままにせず、できるだけ早めにうがいをするのが効果的です。

歯磨きやマウスウォッシュができれば尚可ですが、水で口をゆすぐだけでも黒ずみの予防効果は得られます。

定期的に歯科医院で検診・クリーニングを受ける

歯が黒くならないためには、定期的に歯科医院へ通い、検診やクリーニングを受けることが非常に大切です。

3ヶ月に1回、最低でも6ヶ月に1回のペースで歯科医院を受診することで、虫歯の早期発見はもちろん、付着した歯の黒ずみも全般的に落とすことができます。

自宅でどんなに時間をかけて歯を磨いても、歯科医院の専門器具を使った歯のクリーニングには敵いません!

歯が黒くなったと悩む前に、歯科医院へ通う習慣をつけましょう。

歯が黒いと感じたら小伝馬町歯科・矯正歯科へご相談ください!

歯が黒いのは虫歯かどうか、その原因や対処法をご紹介しました。
歯が黒くなる原因は複数ありますが、その原因を自分で判断するのは難しいといえます。

万が一虫歯であった場合にも、その虫歯が初期なのか?進行しているのか?を診断するのは、歯科医院に行って初めてできるもの。

こうした理由から、虫歯などのトラブルを早めに予防するためには『定期的に歯科医院で検診を受ける必要がある』ということをご理解いただけるのではないでしょうか?

小伝馬町歯科・矯正歯科は、日比谷線・小伝馬町駅から徒歩1分、JR総武快速線・新日本橋駅から徒歩3分に位置する、東京都中央区の歯科医院です。

当院では可能な限り、患者様の歯を残すための治療方法をご提案し、大学病院レベルの専門性の高い治療をおこなっています。

「歯が黒いのが、気になっている」「もう二度と虫歯でつらい思いをしたくない」という方は、小伝馬町歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください!

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