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歯周病と虫歯の違いを解説!原因・症状・治療方法を詳しく紹介

お口の中の病気として見聞きすることの多い、歯周病と虫歯。
「歯周病も虫歯も、なったら痛そうな病気だけど、何が違うの?」
そう疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、歯周病と虫歯の違いを詳しく解説していきます!
それぞれの原因・症状・治療方法だけでなく、自覚症状のチェック項目や、予防方法もあわせてご紹介しています。
ぜひ最後まで目を通して、お口の健康維持に役立ててくださいね。

目次

歯周病と虫歯の違い【原因】

歯周病と虫歯の原因を知るうえで最初に知っておきたいのが、歯周病は「歯ぐき」虫歯は「歯」の病気だということです。
順に解説していきます。

歯周病が起こる原因

歯周病は歯ぐきの病気です。
進行すると、歯ぐきだけでなく歯を支えている骨まで破壊していきます。

歯周病が起こる原因は「歯周病菌」への感染です。
歯と歯ぐきの間にできる歯周ポケットにプラーク(歯垢)という細菌の集まりが溜まると、菌が増殖して歯ぐきの炎症を引き起こします。

歯周病は歯の周りの組織を溶かしていく病気であり、歯そのものにはまったく影響を与えません。
しかし、歯周病が進むと、歯を支える土台がもろくなり、最終的には歯を支えられなくなります。
そのため歯は健康なのに、抜けたり、抜歯が必要になったりする、怖い病気です。

虫歯が起こる原因

虫歯は、歯が溶けていく病気です。
細菌によって歯の表面を覆うエナメル質が溶かされ、歯に穴があき、内部へと進行していきます。

虫歯の原因である虫歯菌の中では「ミュータンス菌」が有名です。
ミュータンス菌は、食べかすなどに含まれる糖分をエサにして酸を作り、少しずつ歯を溶かしていくことで、虫歯を引き起こします。

歯周病と虫歯の違い【症状】

歯周病と虫歯の症状の違いとして、主に次の2点が挙げられます。

◆症状が起きる箇所が違う
◆痛みの感じ方が違う

自覚症状の出かたもそれぞれ異なるので、チェックしていきましょう。

歯周病の症状

歯周病は、歯ぐきの炎症や顎の骨の溶解によって進行する病気であり、初期段階では痛みがありません。
そのため、軽度の歯周病の場合、自覚症状がほとんどないのが大きな特徴です。

歯周病の自覚症状としては、以下のものが挙げられます。

歯がグラつく
歯が浮いた感じがする
口臭がきつい
炎症の影響で歯ぐきから出血する
歯茎に締まりがない、または腫れている
歯根が露出し、歯が長くなったように見える

歯周病は進行が早く、進行すると歯ぐきの中に膿がたまって腫れあがります。
他人から指摘されるような口臭が出るのも、症状のポイントです。
気づいたら「歯がグラグラしはじめていた…」というケースも珍しくなく、知らぬ間に重症化しやすい病気です。

虫歯の症状

自覚症状のない歯周病と違い、歯が溶けていく虫歯の自覚症状には「痛み」が伴います。
虫歯は、進行に比例して痛みが増していく病気です。

虫歯菌に侵されて象牙質が露出すると、次第に痛みを感じるようになります。
そして、虫歯が奥まで進行して神経に達すると、さらに激しい痛みが出るのです。

虫歯の自覚症状としては、以下のものが挙げられます。

歯に穴が空いている
歯が黒くなっている
歯茎が腫れている
歯がズキズキと激しく痛む
ものを噛むと痛みを感じる
冷たいものや熱いものを口にするとしみる

虫歯は放っておくと、歯が溶けて痛むといった症状が出るだけではありません。
お口の中の血管から虫歯菌が全身に回ってしまうなど、重篤な健康被害につながる可能性も出てきます。
そのため、「たかが虫歯」と軽視することは禁物です。

歯周病と虫歯の違い【治療方法】

歯周病と虫歯では、治療方法も異なります。
それぞれ確認していきましょう。

歯周病の治療方法

歯周病の基本の治療は、「クリーニング」をしてお口の中を清潔にすることです。
定期的に歯科医院で検査とクリーニングをすることに加え、患者様ご自身による日頃のセルフケアも治療の一環であり、非常に重要となります。

このように歯周病の進行具合をチェックしながら歯科医院の通院を続け、完治を目指すのが歯周病治療です。
ただし歯周病が重度の場合には、歯ぐきを切開し、膿を出す歯周外科手術が必要となることもあります。

虫歯の治療方法

虫歯の治療方法は、虫歯の部分を削って、詰め物や被せ物で修復し、経過観察を行います。

この虫歯の治療には、なじみがある方も多いのではないでしょうか。
歯の表面を覆うエナメル質が溶けはじめた「脱灰」の段階であれば、削らずに治療を終えられる可能性もあります。

一方、虫歯が著しく進行してしまった場合には、菌に汚染された歯の神経を取り除かなければなりません。
そうすると根管治療と呼ばれる複雑な処置が必要になり、複数回通院することが求められます。

歯周病と虫歯を予防するためには?

歯周病と虫歯は、実はどちらも同じ方法で防ぐことができます!

歯周病や虫歯といったお口のトラブルを起こさないためにも、以下にご紹介する3つのポイントを、毎日の生活の中で実践してみてくださいね。

生活習慣を整える

歯周病と虫歯を防ぐために、まずは生活習慣を整えましょう。
歯やお口だけでなく全身にとっても良くないタバコの習慣は、できるだけ控えるのが望ましいです。

タバコは、歯周病を引き起こす重大なリスク要因として知られています。
ストレスを溜めないように生活することも大切です。

食事に関しては、糖分がたっぷり入った食べ物や、間食の回数を減らすなど、毎日摂取するものや食事のタイミングに注意しましょう。

当然ながら、歯磨きの習慣を見直すことも重要です。

毎日丁寧なブラッシングを心がける

歯周病と虫歯にならないために、何と言っても大切なのが、毎日丁寧なブラッシングをすることです。
自分ではよく磨いたつもりでも、どうしても磨き残しはできてしまうもの。

鏡を見ながら、歯の表面だけでなく、歯と歯の隙間や歯と歯ぐきの境など、プラークが溜まりがちな部分を徹底的に磨きましょう。
そのためにも、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどのアイテムも併用するとより清掃効果が高まります。

汚れたお口の中は、歯周病菌や虫歯菌にとって増殖がしやすい理想の棲みかであり、みずから病気を招いているのと同じことです…。
そうならないためにも、丁寧かつこまめにブラッシングをしましょう。

歯科医院で定期検診を受ける

お口の中のトラブルを防ぐために、歯科医院で定期検診を受けることは非常に有効です。
定期検診では、毎日のブラッシングで取り切れない歯石や歯垢を、クリーニングによって除去してくれます。

歯や歯ぐきの状態の確認だけでなく、磨き残しができやすい部分の指導も行っているので、歯周病や虫歯の予防に大いに効果を発揮します。
定期的にお口の中の状態をチェックしていれば、万が一トラブルがあった際にも早期発見が可能です。

ぜひかかりつけ医を持って、検診による先回りの歯周病・虫歯予防をはじめましょう。

歯周病と虫歯の治療は小伝馬町歯科・矯正歯科へご相談ください

歯周病と虫歯の違いついて、詳しく解説してきました。
歯周病と虫歯は、原因や症状、治療方法は異なるものの、どちらも最終的には“歯が抜け落ちてしまう怖い病気”です。

「虫歯くらい放っておいても…」
「歯周病はきっと自分には関係ないし…」

そう考えて放置すれば、気づいたときには重症となる可能性も否定できません。

歯周病や虫歯にならないことが一番ですが、歯や歯ぐきに痛みや違和感を感じたら、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

小伝馬町歯科・矯正歯科は、大学病院レベルの医療設備を備えた、専門性の高い治療を行う歯科医院です。
歯周病や虫歯など、どのような治療においても、可能な限り、患者さまの歯を残すための最善のご提案をしております。

また、歯周病学会認定が2名在籍しているため、患者様1人1人に合わせた精密な治療に強みがあります。
お口の中のトラブルを未然に防ぎたい方や、現在気になる箇所がある方は、ぜひお気軽に小伝馬町歯科・矯正歯科までご相談ください!

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